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繊細さばいばる

繊細な目線で記事を書きます!

ストーカー男を大学の先輩に紹介してしまい、結果、自分まで被害者になったアリエナイ体験談

繊細な人の悩み 個人的な日記

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実家に押しかけたり、毎日メールを送りつけたり、ストーカー行為を繰り返す。


そのストーカーをサークルの先輩に紹介してしまったのは僕でした。数奇なストーカー実話の一部始終をお話します。


✳︎この記事は約10分で読めます

 

「ストーカー」は何を考えているか (新潮新書)

同級生Yを先輩Kに紹介した

大学時代、所属していたサークルにKさんという先輩がいました。

派手では無いけど後輩の僕からしたら美人で憧れの先輩。

入部から半年を過ぎたころから打ち解けあい、話をするようになりました。

 

先輩は1年近く恋人がいなくて「誰か紹介してよ〜」と口癖のように言っていました。

後輩としても力になりたいとは思ったのですが、交友関係が狭くて紹介できそうな人はいません。

 

中学の同級生Yと仲良くなった

同じ頃、通学途中でたびたび電車で一緒になる人がいました。中学時代の同級生Yです。

中学ではそんなに関わりがなかったので彼のことはあまり良く知りませんでした。

かすかな記憶ではめちゃめちゃ頭が良くて、でも性格はちょっとひねくれたヤツという印象。

 

大学の入学式で僕は数年ぶりに、まさかのYと出会います。

家が近所で、同じ大学に通うようになった僕とYは、行き帰りで一緒になることも多くなり、自然と共通の話題が増え、少しずつ仲良くなりました。

 

爽やかな好青年Yを、ウチの両親も絶賛

大学生になったYは、昔と雰囲気が変わわり、爽やかでよく人に挨拶する好青年になっていました。


僕の親にもわざわざ立ち止まってお礼までして挨拶をするので、やけに母親がYを褒めちぎります。

 

ただ相変わらずひねくれた所はあって「学校のテスト楽勝すぎるわ、簡単すぎるわ、ノー勉強やし」と、鼻につく態度はそのままでした。


でも、家も近所ということで仲良くはしておこうかなと思っていました。

 

Yには彼女はいないそうで、詳しい経緯は聞いてないのですが、3ヶ月前に自分からフったと言ってました

中学の時、たしかYは誰かと付き合って、すぐにフッたみたいな話を僕は知っていました。

少しひねくれた性格で恋愛にやや冷めているヤツという印象だったのですが、きちんと挨拶もできて、アルバイトもしていて、爽やかで頭も良い。

 

しばらくして、YとK先輩は同じ学部だと知り、共通の話題もあっていいんじゃないかと思って先輩にYを紹介したのです。

 

それくらいの軽い気持ちで、

先輩にYを紹介しました。K先輩はちょっとプライドが高めだったので、Yにはハードルが高そうだなとは思ったのですが。

 

すぐに二人は付き合うことに

二人はメールで意気投合したらしく、早速二人会ったそうです。

メールでYにどうだったかと尋ねると「つき合った」との返事が来てびっくり。先輩からも「つき合ったのよ〜ありがとうね〜」という連絡が来ました。

 

僕は優越感に浸りました。「先輩とYの役に立てて良かった」「感謝されて気分が良いな」と。

 

大学は人脈を広げる場でもあると聞いたことがあったので、


こんな僕の狭い世界も広がっていくのかな、と淡い期待を持ちました。「良かったな」ただそれだけでした。

 

1ヶ月で別れた二人、元カレYがストーカーに

しかし、それから1ヶ月もたたないうちに先輩とYは別れていました。


Yから最近、連絡が来ないなとは思っていたのですが…。別れた、と先輩からメールが来て知りました。

 

数日後、先輩からのメールでした。「Y君に困ってるからどうにかしてよ!」

 

突然何事かと思って話を聞くと、先輩が別れたいと言ってもYが別れてくれないと言うのです。

 

別れを告げた次の日も、それ以降も毎日毎日メールを送ってくる、もう会いたくないと伝えたのに「会えないなら実家の前でずっと待っている」とすごく困っていると言うのです。


今、ちょうど家の前で待っているらしくて、先輩から助けてくれとのメールでした。

 

メールを見て、愕然としました。相当なショックでした。

 

とりあえず、今すぐ先輩の家から離れるようにYに連絡を入れ、事情をききました。Yも反省しているようでした。

 

悪いのは100%Yです。でも、Yの気持ちが全く分からないという僕ではありませんでした。

 

始めの頃、Yにちょっとだけ同情していた理由 

実は過去に、僕はストーカーという噂を立てられたことがありました。


中学で好きになった子に告白してフラれた時、だれにも相談できずに一人で抱え込んで1週間くらい引きずっていました。

 

塾の帰りにフラれた子の家の前をぼーっと自転車で通って物思いにふけることがたびたびあったのですが、


最悪なことにその子に目撃されていて「ミケ男はストーカー」という噂を広められたという、伝説的に恥ずかしい過去がありました。

 

もちろん僕はストーカーのつもりは一切なかったので、何がなんでも誤解を解きたいと思い、


その子の家を絶対に通らないようにして、とにかくただただ時間が経つことを祈りながら過ごしました。最悪だ最悪だと毎日思いました。

 

勉強は気を紛らわすのにちょうど良かったと思います。大人しく過ごしていると3ヶ月ほどでストーカーという噂も聞かなくなりました。


卒業式でその女の子に改めて誤解させてしまったことを謝罪して、事なきを得たのです。

 

だからYの状況は、当時の僕と少しだけ重なりました。「もしかしたら話の行き違いがあるのかもしれない。」と。

 

Yは成績優秀な優等生で、ウチの親からの評判も良い。先輩からYの付きまとい話を聞いた時は、


それが信じられず、ちょっとおおげさに言っているだけじゃないかと思いました。「それほど深刻な問題ではなく、時間が経てば落ち着くだろう」と。


過去の自分が勘違いされたことを思い出し、僕はちょっとYに同情してたのかもしれません。

 

それが大きな間違いだったと後で気づくことになります。

 

Yの異常さに気づき、本物のストーカーだと悟る

 Yはそれからもずっとメールを送りつけているようで、

その度に先輩から僕宛にYのメールのコピペと一緒に

「なんとかしてよ」

「もう、いい加減にしてと伝えて」

「もう私に近寄らないようにさせて」


という文章が毎晩送られてくるようになりました。

 

僕はYに何度も注意しました。


「Y、このままだと警察沙汰になってしまったら、大変だよ」

「もうそろそろ辞めないと取り返しがつかないよ」


いろんな言葉で説得を試みましたが、Yはやっぱりメールを送りつけてしまう。

 

徐々にメールの回数は減りつつあったのですが、時々先輩の家の前で待ち伏せをしたりして先輩を悩ませ続けました。

 

そしてその度に、先輩から「Yをなんとかしてよ」「これ以上続くなら警察呼びます」などとメールが。

 

いつもそれが夜中の1時過ぎなので、寝不足になるし、かといって、そういうシリアスな内容のメールを、まして部活の女性の先輩からのメールを無視するわけにもいかない。僕もだんだん精神的に参ってきました。 

 

だからと言って近所に住んでいる同じ大学の同級生のYを、そう簡単に警察に突き出すのも安易すぎる。僕は先輩とYとの間で板挟みに合っていました。

 

Yとの居酒屋で2人飲み会、ありえない衝撃の展開

そんな時期、僕はYにしつこく誘われて、2人で居酒屋に行くことになりました。

 

5回くらい断っても何度も誘ってくるので、僕が折れたのです。

 

この機会にYの愚痴でも聞いて、ビシッと言ってやろうと思いました。もう別れてから1ヶ月は経っていたでしょうか。Yの行動も少し治まりつつありました。ことを収めるチャンスでした。

 

飲み会中、Yはほとんど先輩について話すこともなく、こっちからそのことを聞いてもまともに答えず話をそらすだけ。

 

僕はとにかく「警察沙汰になって取り返しのつかないことになるからもう切り替えよう」「いつまでもかばっていられない」みたいな話をしました。

 

Yも納得したような感じでした。Yはお酒が回ったのか、携帯をいじって黙ったままでした。

 

時計は朝の5時を回り閉店間際。するとYが突然「K先輩にこういうメール送ろうと思うんやけど、どうかな?」と携帯の画面を見せてきました。急になんなんだと、思いつつ、とりあえず読んだメールに凍りつきました。

 

 

その内容なだいたいこんな感じです。

  

「K子さんへ、

やっぱりまだ諦めきれない。

今度いつ会えますか?

俺が悪かったなら謝るから、会って話をしよう(^-^)

俺が間違っていたことがたくさん….

 

以下500文字ほど省略)

 

どうかもう機嫌を治してよ。

俺がここまで頼んでるんだからもう仲直りできるよね?

こんなにお前なんかにお願いしてやってるんだから。

また付き合えるよね(^-^)

やり直そう。

また明日の朝メールするから、返事を聞かせてね。

 

おやすみK子(^-^)」

 

「………………」

 

「え……??????????????????????????????????????????」

 

 

まだ送信はされていなかったので、とりあえずそれを送ることを全力で止めました。

 

「もうかばいきれない、今後何かあったら親御さんか警察に相談しよう」そう決めました。

 

元カレYの先輩へのストーカー行為は止まるが...

それ以降、Yが先輩に付きまとうことはなくなりました。ぱったりとメールが来なくなったそうです。

  

でも、まだ問題は残っていました。

 

いや、むしろ、僕にとっては新たな問題が発生しました。

 

今度は「僕」に付きまとうようになったのです。本当に理解できない。

 

学部共通の授業の日の朝は、

「ミケ男君、おはよう!今日は○○の授業だね、遅刻しないように早く起きようね!」

 

毎朝彼女に送るようなメールを僕に送りつけてきました。

 

なぜか学校の行き帰りに会うことが増える。

 

僕の親もYの異常さを薄々感じていたようで、母いわく「こないだ家の花壇を掃除していたら、自転車にのったY君が通りかかりキキィーン!!!と急ブレーキをかけて家の前で停車、おはようございます!!!と丁寧すぎるお辞儀をして立ち去っていった」とのことでした。

 

やっぱりアイツはおかしい。もう関わりたくない、気味が悪い、そう思いました。

 

それから2週間くらいの間、毎日のように意図の分からないメールがYから送られてきましたが、適当に返したり、そのうち3日遅れで返したり、相手にすることに疲れはじめて、最後には無視するようになりました。

 

それで良かったのかは分かりませんが、Yからのメールはぱったり来なくなり、僕の家族がYを家の前で見かけることも無くなり、付きまとわれることもなくなりました。

 

先輩にはYというヤツを紹介してしまったことを本当に申し訳なく思っています。そのことで、先輩には会うたびに謝罪してましたし、一番の被害者の先輩にトラウマを残してしまった責任を今も感じます。

 

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【画像引用】元彼をストーカー化させない上手な別れ方(ストーカー予防策) | 防犯屋

 

K先輩から「ストーカーを紹介した子」と呼ばれる

仕方のないことですが、僕はK先輩から「ストーカーを紹介した子」と影で呼ばれるようになりました。先輩は色んな人にその話をしていたようです。

 

僕が全然知らない先輩の友人らしき人からも「君がストーカーを紹介したって子?全然普通の子やん」みたいな絡まれ方をされたりと、肩身が狭かったです。

 

K先輩もちょっとひねくれてる所があったかもしれません。まあ、ストーカー被害に合ったということがショックだったのだと思います。

 

現代においてストーカーは深刻な社会問題で、悲惨な事件もたくさん起きています。先輩の反応はむしろ正常なのかな、と思うより他ありません。

 

でもさすがにちょっと辛かったのは、部活の飲み会でもK先輩から「このミケ男君ね、私にストーカーを紹介したのよ!」っていうのが口癖になっていたこと。先輩とは普段ほとんど会話もなくなりました。

 

被害者K先輩も「ノリで付き合った」感があった

僕の個人的な考えではありますが、先輩のYとの別れ方もちょっと誠意に欠けるように思いました。

 

今思えば、つき合ったと報告を受けた時も「取りあえずそういう事になりました」みたいな言い方だったし、「Yは正直あんまりタイプじゃない」「もっとカッコイイ人が良かった」とも冗談混じりに漏らしてました。

 

当時の僕には、それらが何を意味しているのか分からなかったのですが、たぶん先輩は「ノリでつき合った」みたいな気持ちだったのかなと思います。

 

先輩はYのメールや連絡に一切応じていないようでした。ある日突然シャットアウトしたのかもしれません。それが、余計にYの行動にアクセルを踏ませたのかもしれません。

でも、女性が身を守るには、それくらいは仕方ないと思いますし、やっぱり圧倒的にYが歪んでいます。

 

普通の人なら胸の内にグッとこらえて乗り越えるべき所でブレーキが効かないY。Yが暴力や乱暴をしたということは一切ありませんが、警察に突き出せば現行犯逮捕されてもおかしくない行動でした。

 

Yの心の闇を読み解く

引っ越してきた僕はYの過去についてほとんど知りません。でも、彼ははやり少しひねくれていて、人を小馬鹿にしたような発言を何の悪気もなくしてしまいます。好青年で挨拶はしっかりできるのに、心の中に深い闇を抱えているようでした。彼の周りには薄っぺらい人間関係しかなかった気がします。(僕も人のことは言えませんが)。

 

Yは先輩のことが本気で好きだったようです。付き合いたての頃、楽しそうにツーショット写真を見せてきましたから。突然、好きだった先輩を失ったショックに加えて、誠意を欠いていたかもしれない先輩の付き合い方や別れ方が、さらにYのプライドを傷つけ、とんでもないストーカー行為に繋がったのでしょうか。

 

あまりにも突然、失ったものが大きすぎて、友人の僕にまで非常識に付きまとうようになってしまったのでしょか。

 

その後、Yはバイト先で新しい彼女ができたそうですが、僕はそれ以上何も知りません。

 

もちろんYから謝罪の言葉は一言もありませんでした。

 

1年ぶりに会ったY、相変わらず...

それから1年ぶりに、偶然近所のファーストフード店でYと出会いました。

 

Y:「ミケ男、久しぶり!TOEICの勉強してるんだね!」

僕:「うん」

Y:「TOEICとか楽勝だよ。俺なんてノー勉強で600点取ってからもう興味なくなったから。超簡単だよ。俺は今、情報処理と会計の勉強してるよ。じゃあまたね。」

 

相変わらず、Yはひねくれていて、鼻につく言い方しかできないヤツでした。もう僕には全く興味がなくなっていたようで、驚くくらいあっさりとどこかに消えていきました。

 

世の中には関わらない方が良い人もいる、そう思わざるを得ません。皆、自分が幸せになるだけで精一杯なのだと思います。一番の教訓は、やはり「安易に人を紹介しない」ということです。

 

Yが今どこで何をしているのか、僕は知りません。 

以上、ストーカーを紹介してしまったミケ男の体験談でした。

 

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