喉がチクチクして、じわっと範囲が広がって、咳が我慢できない発作【咽頭喉異常感症】

喉がチクッとしてカラカラになってジワーっと範囲が広がって、咳が我慢できない」。ずっと気になっていたこの発作について、考察してみました。

この症状に最も当てはまる「咽頭喉異常感症」って知ってますか?

「チクチク咳発作」は、検査しても身体に異常が見当たらない原因不明の発作です。たくさんの人が同じような症状を訴えています。

同じ症状を訴える人がたくさんいた

某掲示板からの引用です。

  • 誰か同じ症状のかたいませんか?二年前くらいからなんですが一日に数回突発的に喉がいきなりイガイガ?チクチクしてキューとなってゲッホゲッホ咳込んで涙目でおえおえってなっておさまるっていう症状が続いてます…
  • 私もそうですよ~!「喉が変→イガイガ・チクチク→きゅー→げほげほ→涙目→やばい吐くかも…→水を飲んで何とかクリア」というのが私のパターン。私の場合、水をゆっくりゆっくり飲むと収まります。ちなみに私は「発作」と呼んでます。病院でも特に問題なしと言われ、かれこれ10年以上のお付き合いです。
  • 咳は特に最近はそのチクチクする辺りがこそこそするような何かがぺたっとはりついたような感じで咳が出てしまうという感じです。
  • 突然、喉の奥が針で突いたようにチクチクし、それに伴って涙目となり、むせ込んでしまうという症状です。毎回何の前触れもなく、突然その症状が襲ってきます。一日に5~6回程度でしょうか。仕事中、レジでの客応対中、電車の中、横になっている時など、時と場所に関係なくその症状が出ます。毎回10秒~15秒程度で治まり、治まると普段の状態に戻ります。突然その症状が出るという状態に参っています。接客中や歯の治療中など、起きてほしくない時に症状が出てしまうのが辛いです。
  • 高校生の時、同じく喉のイガイガチクチク咳き込み、抑えようとすると余計に出て、顔が真っ赤になり、涙でグチョグチョで困りました。決まって同じ先生の授業の時で、その先生が教室に入ってくるとすぐに症状が出るのです。.......etc

 

僕は高3の受験時に発症。教室や受験会場で喉がチクチクしてカサカサになって、むせる。試験どころではありませんでした。

 

さらに、社会人になって怒鳴られる日々を送っていた頃にも発症しています。症状が独特なのでずっと気になっていました。そこで、一体何の病気なのか本気で調べてみました。ちなみに「チクチク咳発作」という名は僕が勝手につけたものです。

 

【引用・参考】

ネットの掲示板では、薬が効かない、検査しても異常がない

 

  • アレルギーの薬もあまり効いてる感じはありませんでした。やはり呼吸噐科に行くべきなのでしょうか。
  • 胃カメラもやりました。咳止め逆流性食道炎の薬効きません。耳鼻咽喉科ではスコープでは異常なしでした。
  • レントゲンとってもらいましたが異常はないと言われ内科や耳鼻科に通い咳止めや去淡剤や胃のお薬やアレルギーの薬や吸入薬までありとあらゆる薬をためしましたがどれも効果ありませんでした
  • 私もエアコンカビが原因だとかアレルギーだーとか口あいて寝てるんだとか言われました。薬もたくさんいろいろ試しましたが治りませんでした。

【引用・参考】

様々な病名が飛び交う

マイコプラズマ症候群 / 咳喘息 / アレルギー(ハウスダスト、ダニ、カビ、花粉、タバコ、食べ物)/ 逆流性食道炎 / 後鼻漏 / 気管支炎 / 百日咳 / 咽頭ガン / のどの炎症 ....etc

 

掲示板で飛び交う病名の数々です。中には「咳」「喉の痛み」というフレーズだけが先走ってしまい特徴が異なる病気の名前までもが投稿されていました。

 

 

【参考】

 

念のためもう一度、症状の確認をしてみると

 

  • いつでもどこでも、急に喉の一部がイガイガし始める。
  • イガイガの範囲が広がって、喉がカラカラ、カサカサ、何かが張り付いたような感じになって、咳が我慢できない。
  • だいたい10秒〜15秒で治まる。そのあとは咳も喉のイガイガも消える。
  • 身体は比較的健康

 

 

発作の原因はストレスによる心因性か、それとも別にあるのか。

 

発作をストレスによる心因性と考えればつじつまが合った

僕がチクチク発作があった時期は「高校3年生の受験シーズン」と「社会人になって入社から4ヶ月目」。

 

どちらも、人生で一番苦しかった時期と重なっていました。さらに、そのストレスから解放されると発作も無くなりました。そこで「ストレスが原因」という仮説を立ててみました。

 

心因性の根拠

以前、胃痛に悩まされた時期に病院でもらった薬が効きませんでした。胃の圧迫感が続き「胃ガンかもしれない」「胃潰瘍かもしれない」と疑い、2ヶ月悩み続けて、胃カメラを受けてみると、まったく異常はありませんでした。

 

そういうことが、現実にあるというのを体験しています。だから心因性ならば検査しても異常は見られず、薬も効かないことに納得できます。でも調べていると、もっと納得できる病名を見つけました!

 

【参考】

ストレスで胃が痛い、胃カメラが怖い、ずっと決断できないあなたへ - 繊細サバイバル

チクチク発作の人に絶対に紹介しておきたい「咽喉頭異常感症」

咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)とは 

  • 咽喉頭異常感症のどに異常感を感じても、耳鼻咽喉科の診察では訴えに見合う病変が咽頭や喉頭に認められない病態を総称した病気です。内科領域では「ヒステリー球」とも呼ばれます。

 

原因は何か

  • 咽頭に異常感を感じさせる疾患(原因)は数多くありますが、主に3つに大別できます。それは(1)局所的原因、(2)全身的原因、(3)精神的原因です。

 

  1. 局所的原因にはのどや鼻・副鼻腔、喉頭、咽頭、食道・胃、気管・気管支などの軽い炎症性疾患、およびアレルギー性鼻炎を代表とする鼻や喉頭・気管の過敏症、また甲状腺疾患、咽頭・喉頭・口腔の早期がんや良性腫瘍など腫瘍性病変、さらに形態異常による舌根肥大症、茎状突起過長症、頸椎の変形などがあります。近年、逆流性食道炎の関与が注目されています。
  2. 全身的原因となる疾患としては自律神経失調症、内分泌異常、更年期障害、鉄欠乏性貧血、嚥下障害などいろいろな疾患があります。
  3. 精神的原因としてはうつ病、仮面うつ病、心身症、神経症、がん不安などがあげられます。

 気づいた人もいると思いますが、口コミサイトで投稿されていた様々な病名の多くがここに原因としてあげられていて驚きます。これだけ原因があれば、口コミで様々な病名が飛び交うことにも納得できます。

【引用・参考】

まだ謎は残る

チクチク発作には、多くの人に共通した独特の症状があります。咽喉頭異常感症は、あくまで原因不明の喉の痛みを総称するもので、「チクチク咳発作」だけに焦点を当てている文献は僕は見つけられず、咽喉頭異常感症を研究する本すら医学専門雑誌ぐらいしか見つかりませんでした。

素人が調べられるのはここまでのようです。もし、新たな情報が分かれば共有したいと思います。また、海外のサイトならもっと詳しく分かるかもしれません。英語が得意な方は是非調べて共有して頂きたいです。

患者が咽喉頭異常感症と分かるまでの長い道のり

例えば「精神的なことが原因」だった場合、まず耳鼻咽喉科などを受診します。様子を見るために病気を疑い薬を投与します。薬が効かない場合、他の病気を疑います。あれこれ試してダメだった時に、やっとその専門外の病気かもしれないと考えます。すると内科や胃腸科を受診し、同じ流れで色々と試す、という長い道のりを歩むことになります。

その中には時間の経過とともに症状が無くなってしまうパターンもあると思います。ほとんどの人は、このような試行錯誤で病院を回っているうちに、数ヶ月が過ぎるからです。本当は自然治癒なのに、その時に飲んでいた薬が効いているという勘違いをしているかもしれません。

お医者さんは最悪のケースを想定して患者の命を守ることを優先します。慎重に診察を行うのは正しい判断です。 患者の私たちにできることは、自分の身体、性格的特徴をお医者さんにしっかり伝えることや、セカンドオピニオンとして他の先生にも診てもらうことです。かかりつけ医の大切さを感じます。

現時点での結論

現時点での、この記事の結論

  • チクチク咳の発作は咽喉頭異常感症という病気の症状の一つと思われる。
  • 咽喉頭異常感症の原因には(1)局所的原因、(2)全身的原因、(3)精神的原因があり、チクチク咳の原因は、この(1)(2)(3)のどれかである可能性が高い。
  • 自分の性格、年齢、身体的状況、生活環境、季節や気候を総合的に考えて、原因を特定する必要がある。
  • 「チクチク咳の発作」に限定して、掲示板の書き込みによる推測では「ストレス性」「アレルギー性」「更年期障害」の原因が数としては多いと思われる。

 ある人は、医師にうつ病と診断されて精神安定剤やうつの薬を飲んでも良くならなかったそうです。でも、うつ病というのは薬を飲むだけで治るほど単純なものではありません。認知行動療法の理論で言えば精神的な問題は、考え方の根本的な部分を改善しない限りは完治に時間がかかるそうです。

 【参考】

もし発作に苦しんでいるなら、思い込みや先入観を捨て、その原因をもう一度確かめる必要がありそうです。

  •  最初は喘息の症状残っているのかな?と思っていましたが、かかりつけのクリニックで「ストレスが喉に出ているのかも」と半夏厚朴湯を処方してくれました。半信半疑で服用を始めたら…すぐ良くなりました。
  • 人前では恥ずかしいし、吐いたらどうしようとか一生コレか…と色々と思って暗くなってなんですが、だんだん慣れてきました。水を飲むとなんとか収まるので、いつでもどこでもペットボトルを携帯してます。気にしないでいると、だんだん発作の頻度も少なくなってきました。今ではあんまり気にならないくらいです。とはいえ、お水の飲みづらい環境(美容院のカット中とか、会議中、運転中とか)は今でも恐怖です。飴玉を舐めてごまかしています。病院で問題がないとのことであれば、気にしない方がいいですよ。「あー喉が弱いんだな」ぐらいの感じで気長に付き合ってれば、きっと良くなります。周囲がビックリしたら「あ、ちょっとむせました(笑)」と言っておけば大丈夫!←おばちゃん化したのかも
  • 40代女です。私は、同様の症状が、ちょっと換気が足りないかな?っていう、室内で、よく起こりました。また、咳もしづらいコンサートの最中とか。ほんとに、ホコリがのどに貼り付いた感じです。咳き込むと、涙は出るし、吐きそうになるほど。近くの医院で紹介状を書いてもらったけど、大きな病院に行く前に、何時の間にか治りました。自分では、やはり、室内(音楽ホールも)に漂う何かに、アレルギー的反応をしたんじゃないかと思います。
  •  アレルギー薬頂きました。調子良いです診断は咽頭過敏症でした…

【お医者さんでもダメだった】チクチク喉症候群へ自分でできる対策

チクチク咳の発作の原因は、人によって様々です。掲示板を見ていくと多いのは「ストレス性の原因」「アレルギー性の原因」「更年期障害」「精神的原因」でした。つまり、この中のどれかが、原因として可能性が高そうでした。

 

お医者さんに行っても治らなかったなら、自分の場合の原因を探り、対処する他に、これ以上できることはありません。そこで、最後にそれぞれの原因ごとに考えつく対処法・解決に繋がりそうな方法を紹介します。あのチクチク喉から解放されるなら、試す価値はあると思うので、良ければ参考にしてください。

 

【ストレス性の原因】への対処

ストレスとざっくり言ってしまうと曖昧になってしまいますが、要はストレスが溜まり過ぎている状態だと、チクチク喉になりやすいのではないかということです。僕はある漢方薬の効能に注目しています。

半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)

●効能・効果:体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに
動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感

【第2類医薬品】ツムラ漢方半夏厚朴湯エキス顆粒 24包

精神は身体と繋がっているとも言われます。日常に感じている様々な不安感などに対して、広くカバーしてくれるのかな、と効能を見て思いました。試す価値はあるのではと思います。

【アレルギー性の原因】への対処

僕自身はそれほどアレルギー体質ではないのですが、唯一、両親から遺伝した花粉症がかなりひどいです。春は常に目がかゆくて辛い。さらに、ニオイにもすごく敏感な性格なので、部屋の生活臭やカビ臭、埃っぽさで不眠になったりします。

 

空気中のホコリや花粉、アレルギーを引き起こす物質を物理的に取り除いてくれる空気清浄機は僕の生活に無くてはならない必需品になりました。睡眠時に空気清浄機を回しておくと、喉が痛くならないし、ホコリを吸い込み続けることもない。

 

空気清浄機は空気中のゴミを取り除くだけでなく、臭いまで取り除いてくれるため、部屋の消臭剤を買わなくなりました。長い目でみたら、健康のためにも、ストレスを軽減するためにも、消臭剤のコストの面でも、空気清浄機は買って良かったです。一年を通して使えます。

●空気清浄機の人気商品、僕はシャープのプラズマクラスターを愛用

 

 

【更年期障害の原因】への対処

女性の場合、更年期にさしかかって体調が不安定になったり、気持ちの上下が激しくなったりして悩む方は多いと思います。まして、パートや家事、掃除、洗濯、など、何から何までやらなくていけない状態だと余計に苦しくなるでしょう。僕の母親は、それに介護まで重なったりして苦労していました。

そんな自分とうまく付き合うために、Amazonで評価の良かった本があったので、載せておきます。

マリ先生の健康教室 オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方

マリ先生の健康教室 オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方

 

 

【精神的原因】の場合におすすめ

僕の場合は精神的な原因で、チクチクしていました。自分の過去と向き合い、現在を生きることは、幸せな未来につながる第一歩だと思います。僕が読んでよかった本を紹介します。

 

『いやな気分よ、さようなら』デビッド・D・バーンズ

認知行動療法という薬を使わない精神治療法の本で、アメリカではうつ病治療の第一選択肢となっています。

もう一度自分の身体、生活環境と向き合い、ちょっとずつ改善していこうという気持ちが大事なんじゃないかなと思います。特に精神的な場合はその苦しみが痛いほど分かるので、余計にそう思います。

以上、長くなりましたが、チクチク咳発作で分かったことでした。この記事は、あくまで素人の意見だということをご理解ください。それでは、みなさんの病状が改善させることを願っています。

by ミケ男